今回は、アクアリウムで、熱帯魚のグッピーについて説明します。
1. グッピーとは
グッピーは、アマゾン川の小魚が原産地の改良品種です。キングコブラやブルーグラスなど沢山の種類があります。
1.1 外国産グッピー
外国産グッピーは、インドネシアなど東南アジアで大量生産して輸入したグッピーです。
外国産グッピーは、比較的安価で4匹300円くらいです。しかし輸入で弱っていたり、弱酸性の日本の水に慣れていないので、
体が弱いです。あまりおススメしません。
1.2 国産グッピー
国産グッピーは、日本で繁殖させて作られたグッピーです。
国産グッピーは、外国産グッピーより高価ですが、体は丈夫で、日本の水にも慣れていて飼いやすいです。これがおススメします。
2. 繫殖
グッピーは、一回に最大100匹産みます。
2.1 オス
グッピーは、成魚なら、オスメス区別が容易で、体が小さく、ヒレが体の割に大きく、色鮮やかで、品種の特徴が出ているのがオスです。
腹にゴノポディウム(生殖器)があります。泳ぎもゆっくりです。
2.2 メス
グッピーのメスは、体がメダカのようで、大きいです。泳ぎも速く、強い体でリーダーのような感じです。
寿命は、1年位。寿命は、出産すると縮みます。
2.3 繁殖期
グッピーの繁殖期は、特にありません。グッピーのメスは、生後2ヵ月くらいで繁殖できるようになります。
月に一度くらい繁殖します。
2.4 繁殖の仕方
グッピーは、胎生メダカの仲間で、卵を母体内でふ化させて大きくなってから生まれる、つまり、出産する魚です。
なので卵を産まず、そのまま稚魚の形で産まれます。
2.5 出産前兆
グッピーのメスは、出産直前に水槽のガラスの壁に沿って泳ぐようになったり、じっとしていたと思ったら、
急にすごいスピードで、動いたり、(泳いだり)お腹が、少し角ばって来ます。
3. 稚魚
3.1 稚魚隔離
よく稚魚は、「隔離した方がいい、食べられてしまうから。」と思われていますが、
じつは、隔離しなくていいです。水槽に水草何本も植えていれば問題ないです。少し稚魚は、食われますが、
生き残る元気な稚魚が結構残ります。なので産卵箱は要りません。
3.2 成長
産まれて、一日に数回。出来れば6回くらいブラインシュリンプの卵(できれば殻抜き)を与え続けていれば、
メスで、約2ヵ月。オスで約3ヵ月程で繁殖できるようになります。
産まれてから約7時間ほどで泳げるようになります。それまでは、産まれてすぐに垂直に泳ぎ、
水草の葉っぱなどの上に乗って平行に泳げるまでそのままです。死んでるわけではないのでそのままにしてください。
3.3 稚魚性別見分け方
生後1か月くらいになると、オスのゴノポディウムが発達し、生後3週間くらいで、メスの肛門付近の黒い点
(産卵点といい透けて見える卵巣)がみえるようになり、区別できるようになったら、オスメス別の水槽にして、
大量出産を避けます。
4. 水質
グッピーは、外国産グッピーと国産グッピーで適した水質は、異なります。
あらかじめ知っておいた方が便利です。
4.1 外国産グッピー
外国産グッピーの適した水質は、弱アルカリ性です。pH7.4くらいがベストです。
買ったばかりは弱アルカリ性にして、少しずつ日本の水に合わせていきましょう。
日本の水に慣れてきたら、弱酸性でも大丈夫です。
4.2 国産グッピー
国産グッピーの適した水質は、弱酸性で、そのまま日本の水に入れても大丈夫です。
適したpHは、pH6.4くらいです。
まとめ
・飼うなら国産グッピーが丈夫で飼いやすい!!
・出産させるときは、産卵箱は要らない!!
・オスメス区別できるようになったら、オスメス分ける!!
・適した水質は国産グッピーと外国産グッピーで違う!!
以上です!!次回もよろしくお願いします!!
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