こんにちは! sirius7です!
今回は、
「グッピーの稚魚が産まれたけれども、どうすればよいの?」
「稚魚が食べられてしまった!!!!」
そのような方たちに飼い方について説明します。
また、グッピーの出産前兆についてはこちらの記事>
- 1. グッピーの稚魚の隔離について
- 2. 稚魚の餌やり
- 3. 稚魚の成長
- 4. 稚魚の性別の見分け方
- 5. 薬品の使用
- まとめ
- 最後までお読みいただきありがとうございました!!!!
- 次回もよろしくお願いします!!!!
1. グッピーの稚魚の隔離について
グッピーは、卵胎生メダカの仲間で受精卵をメスのグッピーのお腹の中でふ化させて、少し成長させてから稚魚を産みます。
ある程度成長してから産まれてくるため、生存率がグンと上がります。
しかし、産まれた数時間程度は泳ぎが下手でお腹にある栄養袋がまだ少し残っています。
そのために親が餌だと勘違いして稚魚が逃げられずに食べられてしまうことがあります。
もし、きれいなグッピーを交配させようと考えているなら別として普通に繁殖させようと考えている場合には基本的に隔離する必要がありません。
しかし、そのままだと生き残る稚魚がいなくなるかもしれないので対処が必要です。
ここで思いついた方もいるかもしれませんが、水草や鉢などの隠れ家を置いておけばいいのです。
成熟したメスグッピーの場合は1回の出産で多くて100匹を上回る個体数の稚魚を産むことがあります。
しかも出産頻度は月に一度程度。
こんなに稚魚がバンバン産まれていては隔離箱で全てを保護して育てると、水槽がすぐに超過密水槽になってグッピーが死んでいきます。
せっかく生まれた命が不注意で死んでいくのはもったいないです。
そこで、水草や鉢などを置いて稚魚をある程度保護するのが一番良いと思います。
多少、稚魚が捕食されてしまいますが、泳ぎが速くて健康な強いグッピーが生き残ります。
そうすれば、グッピー達も長生きするでしょう。
2. 稚魚の餌やり
稚魚は、自分の目の前に落ちてきた自分の口に入る程度の餌を食べて育ちます。
親に、普通のエサを与えた後にグッピーの餌を乳鉢やすり鉢で細かくしたものやブラインシュリンプなどを親に与えて、親が水面でバクバク食べていいると、エサが親によって砕けて水に埋もれて沈んでいきます。
そして、エアレーションの水流に乗って水槽全体に運ばれて行き稚魚の隠れ家まで届きます。
すると、稚魚がほんの少し隠れ家から出てきて落ちてきたエサをつついて食べます。
その時が本当にかわいらしいです。
稚魚のエサやりは、1日にだいたい4回くらいにすれば元気に育つでしょう。
3. 稚魚の成長
3週間くらいして体長7mmくらいになると隠れ家からエサがなくても時折出て来ます。
そして、エサが落ちてくるときの隠れ家から出ていく距離と時間が長くなります。
そうすると、隠れ家に届いたエサしか食べないのより遥かに上回る量のエサを食べることができ、このころに稚魚が急成長します。
そうなれば、ひとまず安心です。
だいたい、1ヶ月半ごろになって体長1.7~2cmくらいになって、ついに、稚魚の尾びれや背びれ、腹(腹はオス)に、色が付き始めます。(黒いすじではない方の事)
最初はオスの方が早く付き始めます。尾びれの両端にそのグッピーの色が薄っすらと付き始め、尾びれが全部色付きになる前に背びれに全部部色が付きます。
オスの場合は、背びれの色が付き終わるころに腹の中央に色が付き、そこから左へ右へと細長く広がっていきます。
僕の観察だと、メスの方が色が付き始めるのが比較的遅く、メスの方が体がすぐに大きくなるのが特徴です。
僕の水槽の中でのグッピーの体長は以下の通りです。
体長 約6~7mm 隠れ家から出てくる
体長 約1.7~2cm 色が付き始める
体長 約5.4cm 一番大きいメス
体長 約5.2cm 一番大きいオス
体長 約4cm 一番小さいメス
体長 約3cm 一番小さいオス
体長 約4.7cm メスの平均体長
体長 約4.1cm オスの平均体長
体長 約4.2cm グッピーの平均体長
(2019/07/21のデータ)
こうしてみると、稚魚がすっごく大きくなることがわかりますね。
オスの平均体長よりもメスの平均体長の方が6mm程大きいことがわかります。
稚魚から見ると、成魚たちは体の大きさが数十倍も大きい広い部屋位の大きさなんでしょう。(体積が100倍以上)
4. 稚魚の性別の見分け方
稚魚は生後1ヶ月ごろに体長1cm 位になってくると簡単に性別が見分けられます。
最初は少し難しいかもしれませんが、慣れてくると一目で見分けられます。
きれいなグッピーを交配するために稚魚のころに、オスの水槽とメスの水槽に分けておくのも一つの方法だと思います。(普通の場合は、同じ水槽で親グッピーと一緒にしておけば大量出産しても過密水槽にならない。)
4.1. メスの見分け方
メスの見分け方は、オスより比較的簡単で、お尻の方に見える「産卵点」を見つければよいのです。
産卵点とは、簡単に言うと透けて見える卵巣の一部です。
グッピーの成魚を見てみましょう。
メスのお尻の部分に黒っぽいものが見えますか?
それが、産卵点です。
大人の場合、稚魚が産まれそうなときは大きくなったり、ピンク色になったりします。
稚魚は黒い小さな点です。
産卵点は、生後3~4週間くらいで現れてきます。
中央にいるグレーのメスを見るとわかりやすいと思います。
(大きいメス2匹以外、みんなすごく若い成魚です)
注) この写真は2018年の11月12日の写真で、現在はこの写真の若いグッピーがすご く大きくなっているので、グッピーの大きさのデータはこの写真のグッピーより、遥かに大きい数値になっています。
4.2. オスの見分け方
オスの見分け方は、メスの見分け方の反対で、産卵点がなければオスです。
しかし、ある程度大きくならないと産卵点が現れないメスもいますから、絶対的な見分け方は、ゴノポディウムです。
ゴノポディウムは、オスにしかない生殖器で、生後5週間くらいで現れ始めますが、あまり変化は激しくないのでわかりにくいです。
大体生後6週間~2ヶ月でハッキリと分かります。
そのころには色も付き始めますから、それでも分かると思います。
5. 薬品の使用
稚魚に薬品を使用すると死んでしまいます。
水槽全体に薬品を使用する時には、稚魚を全て隔離しなくてはいけません。
基本的に、病気にかかった親グッピーだけを隔離して薬で治療した方が楽だし、稚魚や他の混泳している魚やタニシなどが死ぬことがなくなります。
(混泳している魚によってはその薬がダメな場合がある)
そして、なるべく稚魚に薬品で治療するのは控えた方がいいでしょう。
もしも、稚魚に薬品で治療する場合には、すごく希釈した方がよいでしょう。
というより、稚魚をまず病気にさせないようにしましょう。
本当に病気になって弱った場合は、親に食べられていきます。
こうして強いものだけが生き残ります。
また、遺伝上の病気(ハリ病や、奇形など)は治りようがほとんどありません。
遺伝上の病気の場合は、運が良ければ生き残れます。(通常の病気より生存確率が高い。[奇形の度合いにもよる。双頭のグッピーは隔離しないとすぐに食べられるか死んでしまうなど。])
まとめ
・隔離する必要はほとんどない
・エサは1日4回位
・すごく大きくなる
・薬品に浸すと弱って死んでしまう
・産卵点やゴノポディウムで性別を見分ける
最後までお読みいただきありがとうございました!!!!
次回もよろしくお願いします!!!!
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