宇宙のシミュレーターでいろいろやってみた! Ep.1 地球と月
こんにちは! sirius7です!
久しぶりにブログ更新します!
今回は、Universe Sandbox²という宇宙のシミュレーターを使って地球と月で遊んでみたいと思います。
準備
これがUniverse Sandbox²の地球です。
そして、これが月です。
そして、新規というボタンをクリックします。
そうすると、背景が天の川の(シミュレーションオブジェクトが何もない)宇宙空間で遊べます。
それでは、早速シミュレーションしてみましょう。
・地球の衛星 月
地球を公転する唯一の衛星月は、地球の0.0123倍の質量、0.273倍の半径の衛星です。
地球から約三十五万~四十万km離れて公転しており、地球に大きな影響を与えています。
しかし、月誕生の時(約45億7500万年前)には、地球と月の距離がとてつもなく近かったと考えられています。
もしも、地球と月の距離を変えてみたらどうなるのでしょうか?
・遠くしてみる
もしも、月が今より遠かったらどうなるのでしょう?
地球と月の距離を2倍にしてみました。
すると、公転周期が約70日になり、地球上のカレンダーがくるってしまいます。
さらに、潮汐ロック(いつもの月のように、天体の片面が主星の潮汐力によりひきつけられて、(もう片面は主星の面より受ける潮汐力が小さい)主星の方にはずっと片面しか向けずに公転すること。「公転周期と自転周期の同期」とも言う。それにより、月は主星である地球にずっと表面しか向けない。)が無くなり、地球から表面と裏面両方見ることができるようになっています。
なんと!!!!!!!!!!! 月の軌道がだんだん変化してきました!
月の公転による遠心力が上手く地球の重力と釣り合わなかったのでしょう。
とても不安定な軌道になりました。
それに、太陽からの重力の影響も受けています。
そして‥‥。
月が、地球の衛星ではなくなってしまいました!
上の写真の真ん中の青い線が地球、その少し外側の白い線が月の軌跡です。
何回か公転するうちに、地球と離れていきました。
地球と月の距離が2倍になると、月は、たった1年くらいで衛星ではなくなってしまいました(悲)。
月のおかげ
月は、(ジャイアント・インパクト説によると)約45億7000万年前に原始地球と火星程の原始惑星「テイア」がジャイアント・インパクト(衝突)してできた破片が集合して誕生したと考えられています。
月は、誕生したときはとても地球に近く多大な潮汐力を及ぼしていました。それにより、当時9時間だった地球の自転が少しづつ遅くなり、その反作用で月は地球から離れていきました。現在でもなお、地球の自転は少しづつ遅くなり、月との距離は離れていきます。
月が及ぼす潮汐力は、潮の満ち引きを起こし、陸のミネラル分を海水に引き込ませました。それにより、海中で生命は誕生・進化できたと考えている研究者もいます。
月光は、夜行性動物の視覚の手助けにもなりました。
人間は、月をもとにした暦(陰暦)をつくり、月の海から「餅をつくウサギ」や「カニ」などのいろいろな模様を考え出しました。
また、月の重力により地球に衝突する小天体が激減しました。
等々、月は我々にとってなくてはならない存在なのです。
まとめ
・2倍遠いだけで月はサヨナラする
・サヨナラした後太陽系の惑星は9つになった(?)
・少し条件が違うと我々ニンゲンは存在しない
・お月様に感謝!!!!
最後までお読みいただきありがとうございました!!!!
次回もよろしくお願いします!!!!
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